越路吹雪 三船敏郎『吹けよ春風』

10/8於ラピュタ阿佐ヶ谷『吹けよ春風』(1953東宝 谷口千吉)

《昭和の銀幕に輝く永遠のヒロイン 第74弾 越路吹雪》より

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/koshijifubuki/#2

http://eiga.com/movie/71297/

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越路吹雪 三船敏郎。特集のテーマ写真にもなってるこのスチールだけ見るとこの2人主演みたいだがさにあらず、入れ替わり立ち代わりのタクシー客に三船運ちゃんが翻弄されるセミオムニバス。越路の出番は少ないが自分役にも等しいSPゲストで、日劇から出発して神宮外苑の銀杏並木始め東京をドライブし回りデュエットも聴かせる楽しさ。三船の唄声はイメージ通りの豪放さ。他で一番目を瞠ったのは小川虎之助 三好栄子演じる老夫婦で、2人とも大阪弁達者過ぎでてっきり本物かと思ったらどちらも東京人。とくに小川の立板水ぶりと成り切りさ加減に舌を巻く。

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他に小泉博岡田茉莉子キスカップル、小林桂樹酔漢、三国連太郎オネエ系(昨日の根上淳彷彿)ピストルギャング、山村聰ワケあり復員兵等豪華過ぎキャストで、しかも脚本黒澤明! その割に検索しても同名韓国映画しか出てこなくて忘れられた作らしいのは、軽めのお正月物といったノリで撮られたか何かで低く見られてるためか。しかしこんなお洒落な映画がオレが生まれる前の時代には普通にあったってこと自体驚きで、やはり50年代の未知の沃野は凄そうだと夢を広げさせずにはいない。同時期のでも国際的評価の芸術作なんかよりこういう純粋娯楽作をこそ観たい。

因みに三船は一見貧乏タクシー屋風情ながら乗ってるのはビンテージ物の外車で、NYを思わすためか黄色塗りの設定(映画は白黒だが)。ベンツのマークじゃないようだし何だろう、オースチンとかか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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