山内賢 和泉雅子『二人の銀座』/京マチ子 菅原謙二『有楽町で逢いましょう』

11/12水神保町シアター『二人の銀座』(1967日活 鍛冶昇)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/showa_m_list.html#movie13

http://movie.walkerplus.com/mv21946/

和泉雅子 山内賢

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最高傑作!  上京以降昭和歌謡映画かなり観たがこれほどのは初めて。凄い。ここが頂点だろう。以後も超えるものがあるとは想像しにくい。奇特な人が冒頭約9分をUPしてくれてるので何はともあれ掲げておく ↓ 。

冒頭クレジットのバックで山内賢ヤング&フレッシュ+和泉雅子「二人の銀座」が流れるが作中ヤング&フレッシュのみで数度唄いさらに和泉を加えたのが2度ある。和泉抜きのではややスローのや山内のキーをやや下げたらしいバージョンがありいずれも他メンがコーラスしてて耳を欹てさせられる。主題歌をこんなに何度も唄ってる映画は見たことない。のみならず他歌手&グループのも数曲あり1篇中の曲数自体並外れ。ここに ↓ 曲目がリストアップされてて有り難い。

http://www.wrock0011.com/takara2/nikkatu/67ginza/ginza.html

とくに注目は尾藤イサオが「ちぎれた愛」「恋の苦しみ」2曲も唄ってることで、嘗てテレビで尾藤の洋楽カバーパフォーマンスに影響された子供としてはこれらの初めて聴き/視る日本語曲歌唱映像は衝撃的(この映画では尾藤だけ顔の大映しのみなので別撮りかも)。また尾藤のバックバンドでもあったジャッキー吉川ブルーコメッツが3曲演ってるが中でも「ブルー・シャトー」はこの年(67)の末レコード大賞とり紅白で唄うのでこれはそんな頂点に登り詰める直前の映像ってことになる。他2曲のうち「甘いお話」は「ブルー・シャトー」B面でキーボード小田啓義作の佳曲、もう1つの「青い瞳」は個人的GS最名曲で井上忠夫の天才を確信させられる。これ ↓ はテレビドラマで別グループ名で唄ってる「青い瞳」の超貴重映像。

他に和泉がソロで1曲歌&踊り披露してて流石のアイドル性。この映画が凄いのはそれほどまでに歌曲重視(しかも超名曲揃い)しながらドラマ部分でも全く手を抜かないところ。いやそれどころか短時間中に極めて沸点の高い劇的さを魅せてて驚かされる。終盤の小林哲子&新田昌玄が去りゆく後ろ姿の俯瞰撮は感動の名シーン。実のところそれほど期待してなかっただけにこの思わぬ収穫はあまりに大きい。因みに上の冒頭映像 ↑ にも出てるマネジメント業者小泉役の片山明彦は次で採りあげる『有楽町で逢いましょう』↓ の監督島耕二の子息とのこと。ある意味嫌われ役だがキーパーソンを巧みに演じてる。

 

 

 

 

 

同日同所『有楽町で逢いましょう』(1958大映 島耕二)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/showa_m_list.html#movie11

http://movie.walkerplus.com/mv25372/

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フランク永井「有楽町で逢いましょう」は愛聴曲なのでこちらは逆に大いに期待してただけにこの作りは落胆禁じえない。しかも京マチ子 菅原謙二という超豪華キャストなのが勿体なさ倍化。何よりあからさまな歌謡映画にも拘らず『二人の銀座』とあまりに違って歌曲が重視されてないのが最大の難点。主題歌テーマへの繫げはどうにかあるもののあまりに迂遠で焦らされるし歌の雰囲気とも合ってない。大阪へ飛んだり(2度も!)山に登ったりばかりで昭和大東京のいい雰囲気が不足過ぎ。かと言ってドラマ性が充実してるわけでもなく長いだけでダラダラ感のみ。映画全盛期だから今のテレビドラマ同様軽めに楽しめればそれでいい場合もあるだろうが、これは「有楽町」を大フィーチャーすべきメディアミックスのはずなので、記憶に残るのが北林谷栄浪花千栄子の名演だけではテーマから逸れ過ぎ。現実に交際中だった川口浩 野添ひとみなど話題性もあり当時はヒットしたのかもしれないが…

…とまた文句だけになったがフランク永井歌唱映像が冒頭使われ他にも作中2度流されてたので何とか溜飲。

ってことで主題歌自前UP ↓ (※CDからだが音源はこの映画後の62年録音版らしい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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