池部良『吸血蛾』

3/8 神保町シアター『吸血蛾』(1956東宝 中川信夫)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/yokomizo_list.html#movie01

(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv24609/

未読の原作(横溝正史『吸血蛾』)を読んで臨む。

f:id:domperimottekoi:20150309102122p:plain

池部良 安西郷子。本篇白黒。実質ヒロインは久慈あさみ。横溝映画ガイド本やミステリー映画ファンのブログ等覗くと推理味に乏しいとか仕掛けが雑とかが難とされてるが、原作からしてそもそもそういう作じゃなくむしろ狼憑き伝説や派手な殺人劇等の外連味主眼で映画もそこを活かした徹底した通俗娯楽作として面白く観た。千秋実 東野英治郎 有島一郎ら名優を配しながらなぜかみな演技が一本調子なのも却ってコテコテ効果?に寄与(池部良は元々そういう節のある人のようだが)。あと意外なほど原作の大枠が踏襲されてて、もっと好き勝手な換骨奪胎があってもよかった気さえ(違うのは見どころの最ポイントとも言える美女の切断脚の処理法とラストの決着つけ方ぐらい。とくに前者は派手過ぎる原作をどうするか興味あったが無難な落としどころになってた)。そこかしこの表現派風?陰翳美もいい。DVD化されてるとあとで知り驚き。またぞろこういう怪作感カルト感が求められてのことか。

因みに中川信夫と言うと個人的にはテレビ『怪奇十三夜』(71)シリーズの「怪談累ヶ淵」がトラウマ級に忘れ難い ↓ 。

http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/searchdiary?word=%B2%F8%B4%F1%BD%BD%BB%B0%CC%EB

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

広告を非表示にする