ザ・ピーナッツ『可愛い花』『情熱の花』(映画)

3/30月 ラピュタ阿佐ヶ谷『可愛い花』(1959日活 井田深)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/dancing_singing/sakuhin2.html#11

http://movie.walkerplus.com/mv26277/ 

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↑ 上ザ・ピーナッツ(左 伊藤エミ伊藤ユミ) 下 白木マリ 岡田真澄 平尾昌晃。これは凄い! 大変な逸材デュオの発掘までの偶然と運命を現実に重ねる定番手法が120%以上の大成功。変に話を難しくしない王道歌謡映画に徹した作りが活きた最好例。ピ―ナッツは勿論デビュー曲にして超名曲「可愛い花」を激唱。子供の頃テレビでリアルタイムで視/聴けたのは「恋のバカンス」や「ウナ・セラ・ディ東京」等(つまり63、4年以降)であり「可愛い花」は既に数年前の曲だったので、歌唱映像とともに聴いたのはYoutube以外ではこれが初かも。こののち国際的にまで活躍する不世出の大アーティストになっていくのがこの映画の時点では未知だったと思うと不思議な気がする。作中のレコード会社スタッフの1人が「1+1が3にも5にもなってる!」と驚くがその感覚は素人目にも(耳にも)判る気がする。3や5どころか百にも千にもなってるだろう。彼女らは単に双子だから声が合ってるとかいうレベルじゃない、〈神の出会い〉をしてる2つの声がたまたま双子だったんじゃないか。その奇蹟の過程をコメディの軽いノリの中で見事に観客に伝わらせるところがこの映画の凄さだ。主演のお調子者ディレクター役岡田とそのやり手妻役白木が好演。本人役(ちょっと名前違うが)平尾の「星はなんでも知っている」も今回初聴き(60年代中盤以降ロカビリー歌手の多くはテレビに出てなかったので)。 

 

 

同日同所(併映)『情熱の花』(1960日活 堀池清)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/dancing_singing/sakuhin2.html#12

http://movie.walkerplus.com/mv23110/

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↑ 沢本忠雄 稲垣美穂子。ところが翌年のこちらは意外にもかなり残念。前作とはあまりに対照的でストーリー重視過ぎ。いやそっちにも重き置くの自体はいいが最肝心の楽曲が隠れてしまっては歌謡映画としては本末転倒。「情熱の花」が非行少年の更生につながるラストが感動的過ぎて唄ってるザ・ピーナッツが観客に忘れられそう。こういう凝り過ぎの失敗例は時々見かける、『有楽町で逢いましょう』とか。それもまたこの分野の歴史的側面?と思えば寛容になれるのかもしれないが。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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