梶芽衣子『怪談昇り竜』『三人の女 夜の蝶』

7/26シネマヴェーラ渋谷 梶芽衣子特集『怪談昇り竜』(1970日活 石井輝男)

http://www.cinemavera.com/programs.php

http://movie.walkerplus.com/mv19134/

f:id:domperimottekoi:20070925225019j:plain

傑作。任侠+怪奇+エログロナンセンスの極致で当然のごとくファンは怪作orカルト作と呼ぶが完成度の高さはそんな先入観を裏切る。特筆すべきは主演 梶芽衣子(23)以上とも言える存在感で目を釘付けにさせる盲目の女刺客役 ホキ徳田(33)。当時まだヘンリー・ミラーの妻だったが既に別居中の頃(のち離婚)。個人的には80年代後半頃バラエティで視てユニークなキャラに関心湧き著書『文豪夫人の悪夢』買ったことあり。他に石井輝男前年作『恐怖奇形人間』にも出た土方巽が徳田の手下役で超怪演。内田良平の赤褌ヤクザ役爆笑不可避。海外版タイトルBlind Woman's Curse。

ホキ徳田今も矍鑠、ご本人ブログよりジャケ写拝借 ↓ 。

f:id:domperimottekoi:20150727155108j:plain

 

 

 

 併映『三人の女 夜の蝶』(1971日活 斎藤光正)

http://movie.walkerplus.com/mv19317/

f:id:domperimottekoi:20150727174653j:plain

青江三奈(30)フィーチャーの歌謡映画ながらストーリー性とバランスのとれた傑作。何と言っても 松原智恵子(26) 梶芽衣子(24) 山本陽子(29) 3大女優の競艶が圧巻。これだけ大アップに映える本物の美女が当たり前のように揃っていた時代も今からは信じ難いほどだ。とくにトップクレジット松原の凛々しさと妖艶さの絶妙な併存には瞠目。特集女優の梶は今回は助演だがキャラ設定上松原より台詞多し。寡黙な女囚や姐さんより実はこんな軽いノリの役をのびのびやるほうが似合ってるようにすら。山本陽子は他の2人より出番少ないのが残念だがこの人も本当に綺麗。しかも3人とも芝居も絶品で、女優陣の美と演の大盤振る舞いの前には藤竜也 二谷英明ら二枚目も顔色なし。

青江はクラブ歌手役で台詞もありつつ数曲艶唱。主題歌「昭和おんなブルース」↓ 。

このライブ映像と違い映画では青江定番の髪型でやはりそちらが似合う。

 

ついでに梶芽衣子が口ずさみ青江も唄う「グッド・ナイト」はオリジナル松尾和子 ↓ 。


 

 

斎藤光正(こうせい)には『悪魔が来りて笛を吹く』『戦国自衛隊』等のヒット作があるが主活躍はむしろテレビで『大江戸捜査網』『太陽にほえろ!』始め幾多の名作に関わり近年で個人的馴染みは『カードGメン小早川茜』シリーズ(片平なぎさ)。2012没。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

 

 

 

.

広告を非表示にする