鶴田浩二『暗黒街の顔役』『暗黒街の対決』『暗黒街最大の決斗』『顔役』

『暗黒街の顔役 十一人のギャング』↓ の余波で…

http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2015/08/24/140326

鶴田浩二主演(or準主演)〈暗黒街〉(or〈顔役〉)物4作TSUTAYAレンタルにて。同種のは他にも勿論何作もある。ほとんど同一シリーズと呼んでもよさそうなこうした作群を東宝東映に跨って主演してる俳優は鶴田しかいないのでは(五社協定あるも例外的に東宝東映移籍とのこと)。

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↑『暗黒街の顔役』(1959東宝 岡本喜八) 共演 宝田明 三船敏郎。ギャング物テイスト。大ヒット作。宝田が歌手志望の役どころで歌謡映画風味も僅かながら。

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↑『暗黒街の対決』(1960東宝 岡本喜八) 本篇カラー。トップクレジット三船敏郎 共演 司葉子 鶴田準主演。ギャング物テイスト。原作 大藪春彦

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↑『暗黒街最大の決斗』(1963東映 井上梅次) 脚本も井上。共演 高倉健 大木実 佐久間良子。ギャング物と任侠物のフュージョン。役柄により和服&短刀もあり。天本英世率いる殺し屋トリオが歌を唄う(音痴なので吹替えという設定)等ギャグ要素も加味。見方によってはほとんど大木主演の感も。

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↑ 『顔役』(1965東映 石井輝男) 脚本石井の他 笠原和夫 深作欣二高倉健準主演 共演 天知茂 佐久間良子 三田佳子 藤純子。ギャング物テイスト。このポスターでは刀を持ってるが本篇で使われる武器は拳銃のみ。

 

同じ監督続けて視て胃もたれしないようにと東宝東映交互に視たらどれがどれやら増々記憶がごっちゃに。『決斗』はレンタル時石井輝男のつもりでいたが井上梅次だったためテイストが他3作とやや異なる+よく考えるとかなり無茶苦茶な話(どれも多少は言えるが)。鶴田 高倉ともに役柄弱腰過ぎだし安部徹の敵役とくに悪いことしてないし(却って鶴田のほうが理不尽やり放題)。最多産監督と言われる人だからそんなのもご愛嬌の域だろうが。岡本と石井は奇しくも生没年とも同じで作風もどことなく似通うかも(無論各映画会社の方針に沿って撮ってることではあろうが)。

これらの作に共通するギャング物テイストは日活アクションほどの極端過ぎる異世界ファンタジーにまでは至っていないが当然ながらリアルなヤクザ世界とは違っていただろう。勿論ハリウッド産ギャング映画の影響はあるだろうが当時の子供漫画『鉄人28号』や『鉄腕アトム』等に出てきた悪者=ギャングはむしろこれら邦画を踏襲してたんじゃないかという気がする。だがヤクザ映画もやがて時代の趨勢からよりリアルな任侠物が好まれさらに実録物へということか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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