市川右太衛門『旗本喧嘩鷹』

9/15火 ラピュタ阿佐ヶ谷『旗本喧嘩鷹』(1961東映 中川信夫)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/nakagawanobuo02/sakuhin1.html#03

(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv19889/

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市川右太衛門 初見。出演作300本超、代表作『旗本退屈男』シリーズだけでも30作もあるという(70年代連ドラにも)のに全く観たことがないとは情けなしとあらためて。と言うよりどんな顔をしている人かすら朧な有様──地元の歴史博物館の映画史コーナーで大型の似顔絵?をチラ見した程度で雑誌や新聞はおろかテレビでも全く見かけた記憶がない。それでも北大路欣也の父親がそういう名前の人だという情報だけは頭の片隅にあったのが奇妙なほど。が思えば松方弘樹の父 近衛十四郎(長岡出身。右太衛門の弟子筋らしい)も似たようなもので名のみ知るスターだし、右太衛門とともに東映の大看板 である片岡知恵蔵ですら最近やっと顔や姿を明確に認識したばかり。これでは「昭和の映画にハマッてる」などと偉そうにはまだ到底言えないと項垂れること頻り。

…前置きと言うか愚痴のみ長くなったがこの『旗本喧嘩鷹』は右太衛門映画としては最後期、東映が時代劇から任侠物へ軸を移す直前頃の作。最盛期を想像させる偉大なる娯楽性で楽しませる一方、単なる勧善懲悪ではない不条理さをも滲ませる。右太衛門は涼やかさ 滑舌のよさで知恵蔵を上回る。映画引退後は舞台に力を注いだそうだが、共演 山村聡がこののち現代物とテレビドラマで大御所俳優となっていくのと対照的。

本作の母体とも言えそうな『旗本退屈男』シリーズ中でDVD化されているものはそう多くなくしかも現在は入手難のようで、有名な割に不遇。どこか特集上映してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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