司葉子『その場所に女ありて』

2/17水 ラピュタ阿佐ヶ谷『その場所に女ありて』(1962東宝 鈴木英夫)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/tokyo_eigachizu/sakuhin4.html#36

http://movie.walkerplus.com/mv20356/

帰省前日観覧 今特集(東京映画地図)最終作。

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司葉子(28) 宝田明(28)。

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↑ 左から 原知佐子(26) 柳川慶子?(26) 北あけみ(22) 司 大塚道子(32) 水野久美(25)。

司葉子の底力見た。昭和映画観始めて以来名女優たちの名演数々触れた中でも今作の司が個人的には最高かも(並びそうなのが『からたち日記』(1959)の高千穂ひづると『女の橋』(1961)の嵯峨三智子か)。それほどに切れ味 凄みが群を抜く域。当時既に東宝看板女優の一角ながら単独主演作は実は意外と少ないようで先日観た『愛情の都』(1958)も宝田とのW主演だったが今作に関してはクレジット上は同じく宝田と並列ながら実質は単独と言い切れる画面占有度&活躍。また司のみならず上のスチールの ↑ 女たちのほとんどが強く逞しく男性優位社会で戦っていく。とくに注目は大塚道子で自分を「オレ」と呼ぶ絵に描いたような女傑(ちょうど今読んでる河内実加作の漫画『弥生!!』の主人公弥生がやはりオレと自称するのでシンクロしかけた、向こうは可愛い系なので全然違うが)。そうした極端なキャラ設定がパターンに堕さず活き活きしてるところに脚本(升田商二 鈴木英夫)の秀逸さも。後年性格女優となる原知佐子(のちの実相寺昭雄夫人)もしたたかな美人OLを熱演。美人と言えばやはり水野久美だが今作ではこの人のみ弱い女で悲惨な道を辿るのが残念。司の姉役 森光子(42)も同様に男でしくじるがそのヒモ役 児玉清(28) 台詞少なくも自堕落ぶりが目を惹く。強い女 司に挑む最強ライバル役 宝田 いつもながら巧み。宝田に利用される広告ディレクター役 浜村純(56)好演。スリラーの名手とされる鈴木英夫だがこれはビジネス映画の傑作でサンパウロ映画祭特別賞。がVHSのみでDVD化なし。

 

 

上のポスターの司はこのスチール ↓ がモデルとおぼしい。

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