中原早苗『かわいい女』

3/11金 神保町シアター『かわいい女』(1959日活 斎藤武市)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/yokomizo2_list.html#movie07

(※結末あり注意→) http://movie.walkerplus.com/mv26108/

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↑ 中央 中原早苗(24)。今特集で『その護送車を狙え』『ある脅迫』『死の十字路』と日活の小品(併映用?)スリラー立て続けに観たがこれは『死の…』と並ぶあるいは上回る傑作。『死の…』とは大坂志郎が探偵的役どころにある点でも共通(ともに名演)。金子信雄が主要な位置&原作多岐川恭という点では『ある脅迫』と共通。が本作の最眼目は何と言っても単独主演と言ってもいい(クレジット上は金子 大坂と並列)中原の妖演。後年のコミカルな女傑型脇役のイメージを覆す肉感的ファムファタルぶりが鮮烈。またどちらへ転がるか先の読めない展開の妙が巧みで惹き込ませる。『渡り鳥』シリーズを最代表作とする斎藤武市 これまで観ただけでも他に歌謡物 青春物と多彩だが常に外れなく今作でまた別面魅せられ。表看板「日活アクション」の陰で目立たないが日活ミステリー端倪すべからず。

なお同題原作は「ある脅迫」同様直木賞短篇集『落ちる』(創元推理文庫)所収。今回食指動きネット版元による廉価Kindle版『落ちる』購入してみたが──迂闊にもその版には「ある脅迫」「かわいい女」入っておらず結局未読のまま… (映画楽しむには事前に一切知らずが正解だったが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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