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三橋達也 月丘夢路『銀座二十四帖』

10/18火 ラピュタ阿佐ヶ谷『銀座二十四帖』(1955日活 川島雄三)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/tokyo_eigachizu02/sakuhin1.html#02

(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv24356/

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↑ 左 月丘夢路 大坂志郎 河津清三郎  右 三橋達也 北原三枝。本篇白黒。トップクレジット三橋 月丘並列で格的にはW主演だが月丘の出番は意外に少なく(とくに終盤激減) 実質はほぼ出ずっぱりの三橋単独主演の感。お話は謎の人物「G・M」探しが軸でその点が銀座の裏世界に蠢く組織犯罪とも絡みミステリー趣向が濃厚で幾つもの伏線 ミスディレクション 二転三転の真相等かなり凝っており観覧前検索せずが吉。その点も含め全体にやや引っ張り過ぎ&長過ぎで もっとコンパクトに80分程度でまとめたほうがよかったようにも。が見どころは極めて多し。同じ銀座テーマでも後年の千葉泰樹『銀座の恋人たち』(61)はセット撮影のみだが本作は少ない乍ら銀座でのロケもあるのが佳点。またとくに森繁久彌ナレーションとともに頻繁に挟まれる銀座の風景や来歴の映像解説が際立つ。川島好みらしく『赤坂の姉妹より 夜の肌』(60)も似た手法だがこちらのほうがより本格的。かと思えば冒頭いきなりわざと観客期待を裏切る郊外農地の肥桶担ぎを映してみたり(『雁の寺』とともに川島の糞尿趣味?) 中盤ライバル地大阪道頓堀に飛んだり等遊び過ぎな面も。俳優陣では賑やかし役乍ら安部徹が気障なプレイボーイ画家をコミカルに演じ後年の強面との落差に瞠目。同様に芦田伸介も渋い男イメージと異なる不気味な夜の紳士を怪演。のちの水戸黄門 佐野浅夫 チャラい不良少年役。浅丘ルリ子 15歳デビュー2作目 孤児の花屋店員役。北原三枝狂った果実』前年 ドライで口八丁なモデル役 本筋には絡まず。月丘ヒロイン作初見 凛とした美貌 序盤和服 中盤洋装。三橋 暗めの正義漢大熱演。水の江瀧子 ミスコン司会役カメオ(本作製作は別人 『太陽の季節』製作は翌56年)。

 

↓ 森繁歌唱主題歌「銀座の雀」&冒頭クレジット。

同曲 都合3~4回唄われ その内の流しバージョン ↓ 織井茂子+中島孝。 

他にキャバレーでも女性3人が唄う(グループ?)。

 

 作中2、3度出る和光時計塔 ↓ (写真は現代)。

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なおタイトル『銀座二十四帖』は同年(55)刊行の井上友一郎原作と同じだがこの「二十四帖(じょう)」の意味は疎いため未知で検索するも不詳。井上は当時流行作家の由だが60s終盤から急激に作数減り70s早くも閑却された模様。本作含め現在著作は古書のみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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