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三橋達也 団令子『地獄の饗宴』

2/15水 ラピュタ阿佐ヶ谷『地獄の饗宴』(1961東宝 岡本喜八)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/picaresque/sakuhin4.html#34

(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv20292/

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三橋達也 団令子。本篇も白黒。個人的に有名監督とは概して肌合いよくないがこれは傑作。岡本喜八のギャング物 劇場&レンタルで数作観たがその路線とは微妙にしかし決定的にトーンが異なり同年の同じ岡本監督作『顔役暁に死す』(加山雄三 主演)に近いテイスト。共にリアルから僅かだけ浮いた軽みと隙のなさとのバランスが絶妙な秀作だがこちらのほうがより両点への徹しぶり高効果。脚本(『暁に…』と同じ池田一朗 小川英) 台詞の自然さ絶品。俳優陣では何と言っても主演 三橋の底力に瞠目 硬軟自在な終始の大巧演。6年前の主演作『銀座二十四帖』(1955川島雄三)もよかったが器用さの発揮において本作が遥か凌駕。2番手はクレジット上 団と池内淳子 並列だが出番少な過ぎ見せ場ない池内に比し団は既見の主演数作にも優る名演 屈指の悪女女優真骨頂。脇では敵役 田崎潤の激演も既見中最高だがそれ以上に妻役 中北千枝子の怪演に驚き。これまでちょい役しか見ていないだけに新発見の感。他に田崎の手先殺し屋 佐藤慶城所英夫も注目。城所 奇しくも同じ61年OA開始『七人の刑事』で全国区に。また翌62年からの『隠密剣士』悪役で一世風靡する天津敏が短い出番乍らユニークな役どころでニヤリとさせる。クライマックス 三橋 団vs佐藤 城所の対決 迫真名シーン(下のスチール ↓ )。ラストはアッと言わせる心憎いツイスト 観覧前検索禁物。

 

↓ 団 佐藤 三橋(仰臥)。佐藤が持つのは凶器にするつもりのブロック片。団は拳銃。

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なおタイトル饗宴「うたげ」と読ませる由。

原作 中村真一郎『黒い終点』(未読) 弥生書房 推理小説傑作選の1巻として1960年刊。純文学作家 中村のミステリー珍しいと思われる。古書価1万円以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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