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黒川弥太郎『若さま侍捕物帖 呪いの人形師』

3/5(日)シネマヴェーラ渋谷『若さま侍捕物帖 呪いの人形師』(1951新東宝 中川信夫)

http://www.cinemavera.com/programs.php   デジタル上映

(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv27132/

※↑ シネマヴェーラサイトでは『若様侍捕物帖』ムービーウォーカーでは『若様侍捕物帳』となっているが其々誤りで「若さま」「帖」が正しいことを本篇冒頭タイトルで確認。また城昌幸の原作シリーズは『若さま侍捕物手帖』で「手帖」となる)

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↑ 黒川弥太郎(41) 香川京子(20)。黒川主演映画初見。「若さま」と呼ぶには実年齢少々高いが戦前からの時代劇スターの貫録流石。格調と洒脱兼ね備えた台詞廻し&1度だけ乍ら殺陣のキレも見事。がお話のほうは現今の2サスを思わせるコテコテミステリーで若さまと観客はあまりに自明な手がかりから早々に真相を看破できるが肝心の捜査する奉行所勢だけはなぜか見抜けずの定番過ぎ構図。この当時から推理物は既にこうだったかと改めて認識(台詞で現代語「殺人事件」が使われるのもクスリとさせる)。助演陣では呪いに怯える元奉行役 江川宇礼雄 呪いに狂う人形師役 山本礼三郎らの怪奇味注目。監督中川信夫 数年後の怪談傑作群への萌芽の感も。後年の名悪役俳優 江見俊太郎 精悍な美男若侍ぶりも目を惹く。女優では山本娘役 オリエ津阪が酌婦と若衆姿の二面を演じ男装の麗人 片鱗魅せ。香川はレギュラー乍ら本筋に絡まず出番少なめ(本篇では髪と着物 上のスチール ↑ ほど派手ではないような)。

東宝版若さま侍は他に黒川主演1作目『謎の能面屋敷』(50) および坂東鶴之助(のちの中村富十郎)主演2作があるが 後年東映大川橋蔵 主演10作ありむしろそちらに食指。

 

(併映『東京のヒロイン』)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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