二谷英明 山岡久乃 春日八郎『浮草の宿』

4/25火 神保町シアター浮草の宿』(1957日活 鈴木清太郎鈴木清順)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/dancing_list.html#movie13

http://www.nikkatsu.com/movie/20155.html

(ネタバレ注意) http://movie.walkerplus.com/mv24916/

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↑ チラシ 右から 二谷英明(27) 山岡久乃(31) 春日八郎(33)。前年デビューの二谷初主演作で同年早くも本作含め16本 翌58年には何と21本出演(『誘惑』等台詞ない端役も含め)と最多忙の時期。アナウンサー歴ありとは言え新人とは思えないたしかな演技力は『幕末太陽傳』(57)にも窺えるがこちらでも十全発揮。ただお話の面が些か間延びが目立ち傑作とは呼び難いのが残念。とは言え横浜港舞台の濃厚な無国籍感はのちの赤木圭一郎一連作を始めとする日活アクション黄金期への導入部を思わせる。ヒロイン(二役)山岡 超熱演。「母親」キャラ以外の役初見。宝塚出身とのことで(但し舞台経験なし) 序盤で本特集テーマである踊りの片鱗見せるが本格披露とまでは至らず惜しい。前年 森塚敏と結婚。助演ではのちに『機動捜査班』シリーズ部長刑事役となる宮崎準がナイフ使い手の悪役で本領の強面ぶりが目を惹く。そのボス役 安部徹 いつも乍ら達者。女優2番手 木室郁子 美貌。なお展開上 終盤ある驚きがあるので観覧前詳細検索禁物。

 

また本作最大の特徴は木室兄役 春日八郎フィーチャーの歌謡映画である点で そもそも前年のヒット曲「浮草の宿」が映画のテーマであり当然主題歌となる。春日は流し役でアコーディオンとギター持ち(実演奏かは不明)他に代名詞曲「別れの一本杉」等4曲唄う。昭和歌手中随一美声と改めて実感させるが 修行期に声が細いと言われ発声努力したとはとても思えない声量の豊かさも今回初認識。が演技面は得意でないらしくやや固いのがご愛嬌。3年前の「お富さん」等により既に国民的大スターの頃だが貫禄前面に出さす終始控えめ。

 

↓ 主題歌と挿入歌(「夢があるから」「別れの一本杉」「俺と影法師」。他に「夕焼け雲の歌」も唄うが残念乍ら映像なし)。 

 

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