久美悦子「柳ヶ瀬小唄」

ここ ↓ で横井司さんからお借りした久美悦子「柳ヶ瀬小唄」(1966)…

http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2017/04/14/194103

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帰省の機にレコードプレーヤーでようやく初聴き。と言うことで折角なので自前UP。

スマホ録音の上に安物モノラルプレーヤーの音量絞りで至極聴きとり辛しご容赦。

ついでにB面「都恋しや」も。↓

いずれも歌詞不明瞭乍ら唄い手の歌唱力はある程度伝わるものと。

その歌詞は其々こちら ↓ (写真とは言え少々剣呑だが秘かに)

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横井さんもブログに書いているが振り付けまで載せてあるのが面白し ↓ 。

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「柳ヶ瀬小唄」小唄らしい洒落た詞が秀逸。1964年 松尾和子和田弘とマヒナスターズ「お座敷小唄」が250万枚の驚異的大ヒット(累計では300万超のはず) しかも同年 二宮ゆき子「まつのき小唄」も150万枚と歌謡界は空前絶後の小唄ブームとなり とくに「お座敷…」は当時テレビで本当に流れない日はなかったのを小学生乍らに実感。学校でも子供たちまでが口ずさんでいた(実際今でも歌詞のサワリよく憶えている)。雨後の筍のように他の歌手たちも小唄物を出したはずで それは便乗と言うより当然の時勢の流れだったろう(現在の多人数アイドルグループ乱立状況も別に便乗とは呼ばないのと同様)。この久美悦子の(横井さんによれば実は競作らしいが)「柳ヶ瀬小唄」も2年後の66年なのでその一端とおぼしい(やや遅きに失した感はあれ)が この曲にはさらにもうひとつ当時の流行りに拠った点がある。それは言うまでもなく前年(65)の美川憲一 大ブレーク曲「柳ヶ瀬ブルース」の存在だ。全国的には無名だった岐阜市の繁華街がこの1曲によってススキノや中洲と並ぶほどの歓楽街イメージを獲得 これまた当然歌謡界は柳ヶ瀬ブームに沸き この曲はそちらの一端でもあったろう。だが時が移り「お座敷」「まつのき」の2大小唄も世代交代とともに忘れられ 柳ヶ瀬もまた…となれば 今この曲だけポツンと聴けば「若手女性歌手が小唄とはまた…しかもどこかの田舎町舞台なんて…」などとマイナー志向とさえ見られても仕方ないところだが しかしそんなわけで当時は実はむしろ最高にメジャー志向の曲だった──かもしれないと推測する次第。

 

…ともあれ久美悦子はどこか松山恵子に通じそうな現代ではあまり聴かれないタイプの美声歌唱の人と確認。大成には至らなかったようで惜しいが 石原裕次郎とのデュエット曲「鴨川艶歌」↓ は比較的知られている模様。

他に こまどり姉妹三沢あけみ等多数で競作された「アリューシャン小唄」も唄っているらしいが 残念ながら久美悦子バージョンはYoutubeでは見つからず。

こちらは「裏町エレジー」↓ 。

 

ジャケ写等から相当の美人と察せられる。

横井司さんによる詳細調査に俟つ。(ありがとうございました!)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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