田中守 展「刻の行方」

8/13(日) 田中守 展「刻(とき)の行方」於 長岡市栃尾美術館

一昨年ここ ↓ で触れた田中守画伯の個展。

http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2015/08/22/070842

↓「刻の風景」(2016)

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↓「刻の風景」(2016)

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↓「刻の風景」(2012)

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この「刻の風景」シリーズがやはり一番多く 異国の街角 旅行鞄(or弦楽器ケース) 新聞(or本or書簡)等の緩やかな共通要素がある(中には鞄のみの絵も)が 作者自身による解説文のとおり その時々により表情あるいは顔の雰囲気が微妙に変わる。90年代頃には(同一人かは不明だが)明らかに若い人物を描いたものもあり さらに前の80年代の作では複数人が収まる絵も数点。自由さと固執とが半ばする変遷が興味深い。

 

↓「シーズ(再生)」(2000)  3作のシリーズ。震災前の作乍ら復興の思い込めた展示の由。

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右側の寺院は実在の海外建築物とのことで「刻の風景」とは異なる細密なタッチ。

↓「海の回廊」(2006) このテーマも数点あり 海面(or海中?)に別の船が見えるのが特徴。

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↓「長岡花火」(2015)   最近年のシリーズのようで今年(2017)の新作もあり。

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これらの絵はいずれも具象画であり乍らどこかしら現実から遊離している趣きが垣間見られ 静物画にもその傾向のものが多いが そうした作風一辺倒なわけではなく…

↓「早春(妙高兼俣)」(2011)

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これのように極めてオーソドックスな それ故に匿名的でさえある風景画も実は多く 全体の1/4を占め(「刻の…」が2/4) 残り1/4が同傾向の水彩画や素描で そうした淡白な画調の謂わば「ごく普通の絵」が原点にあることが窺える。

 

時間の関係で駆け足気味だったが 9/10までなので折あればまた行きたい。

 

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田中守氏 右から2人目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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