叶順子『献身』

12/14木 神保町シアター『献身』(1961大映 田中重雄)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/daieijoyu2_list.html#movie10

https://movie.walkerplus.com/mv20336/

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↑ 左 叶順子 右 宇津井健 川崎敬三 中田康子。カラー。脚本(新藤兼人)とくに台詞の自然さと一語一語の意味の重みとをともに極度重視する独特手法が秀逸。叶 主演作観覧は引退年(63)の『温泉芸者』以来2作目。そちらは艶笑物で本作はシリアスだが 叶の肉感的エロチシズム発露はこちらが格段。相手役 宇津井は定番役柄とも言える真摯な検事役だが珍しく激しいラブシーンもあり。がより熱演は川崎で 解説にあるとおりある意味のダメ男ではあるが半面 金も力も家柄もある上に非常なモテ男設定 且つ女性に対し常に酷薄で憎々しさ表現が注目物(矢鱈シャワーシーンが多いのには苦笑)。他 中田康子が出番短い乍ら例により地で行くような嵌まりの第1愛人役(叶は第2愛人)。叶の代表作に挙げられていないのが首を傾げさせる傑作。

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田中重雄 既見作にはミステリー&サスペンス系の秀作群『共犯者』(58 根上淳)『検事霧島三郎』(64 宇津井健)『密告者』(65 田宮二郎)と 悲恋物の問題作『旅情』(59 山本富士子 川崎敬三)があり 常に外れなしだが 中でも本作は最上級。が大映監督中ではなぜか目立たない人のようで勿体なし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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