今井健二 星美智子『警視庁物語 顔のない女』

1/6土 ラピュタ阿佐ヶ谷『警視庁物語 顔のない女』(1959東映 村山新治)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/keishichomonogatari/#01

(結末あり注意) https://movie.walkerplus.com/mv25930/

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↑ 右から神田隆 堀雄二 花澤徳衛 今井俊二(=健二) 南廣?  白黒。今期『警視庁物語』特集初訪。全24作中 前期特集時に観ているのは『警視庁物語 遺留品なし』(59 村山新治)『警視庁物語 深夜便130列車』 (60 飯塚増一)『警視庁物語 ウラ付け捜査』(63 佐藤肇) のみなので これでようやく4作目。初期の常連 村山監督作としては『遺留品なし』に次ぎ2作目だが 制作はこちらが僅かに早いようで シリーズ通しての第9作。レギュラー陣は既見作同様 神田(主任) 堀(長田部長刑事) 南(山村刑事) 花澤(林刑事) 山本麟一(金子刑事) 須藤健(渡辺刑事) 佐原広二(高津刑事) の7人で 課長役で松本克平が顔を出す(冒頭のみ)のも『遺留品なし』と同じだが 今回初めて事務係らしき婦警がいるのを認識(女優名も役名も不明乍ら台詞ひと言あり)。また神田演じる現場トップである主任は名前未詳。既見諸作同様 神田の指示に基づき部下6人が聞込みに廻る過程が捜査の軸で 部長の堀と若手の南が最フィーチャーされる点も同じ。次いで活躍するのが花澤と山本で 須藤と佐原はあまり出番なし(とくに佐原 目立たず)。少ない手掛かりから地道な調べによって徐々に真相に迫っていくところが一番の醍醐味なのもお馴染み。今回は女性バラバラ殺人と言う酸鼻な事件で 頭部が見つからないため難航し(そこがタイトルに繋がる) 東京の河川事情を背景として絞り込んでいく様が実にリアル。また手掛かりからの推理の面では後年の捜査物(主にテレビドラマ)のように 誰か(主に主役)が鋭い直観で言い当てたりするのではなく あくまで自然な流れにより全員で割り出していく。またいつも以上にレッドへリングが多く且つ濃厚なのも特徴だが 所謂本格ミステリーではなく 真相を巡ってフェアかアンフェアかと言ったことが問題にならない(≒必ずしも伏線が提示されるわけではない)のが寧ろ爽快(つまり見どころはそこでは全くないので)。さらに今回特筆の1つに 捜査過程で民間人に犠牲者が出る点があり そのため刑事陣が一時重い空気に陥る。必要以上に掘り下げてはいない乍らも そうした要素を取り入れているのは要注目。ゲスト配役陣では 上のスチール ↑ にいる今井(本シリーズ常連)が悪役期前乍ら鋭い眼光魅せる他 佐久間良子 沢村貞子 星美智子 菅井きん 潮健児 高橋とよ 成瀬昌彦らが其々存在感放つ。ごく短く浜田寅彦の顔瞥見。また警察側医師役で加藤嘉も。なお一部の刑事の私生活に触れる箇所があり 花澤が子沢山 南が恋人あり 山本が未婚 等が明らかに。

↓ 今井と南。

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↓ 珍しく?変装して聞込みする堀と星美智子。

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今井 星 共に存命 其々85歳 90歳。今井 90年代まで活躍 星 近年も映画出演あり驚き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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