ミステリー映画特集期備忘『三十六人の乗客』『湯殿山麓呪い村』他

ラピュタ阿佐ヶ谷 2~3月 ミステリー映画特集 備忘

『夜の牙』(1958日活 井上梅次)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/mystery2018/sakuhin1.html#03

(結末あり注意──以下同) https://movie.walkerplus.com/mv25417/

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↑ 上左から 月丘夢路 石原裕次郎 白木マリ 左端 岡田真澄 浅丘ルリ子。カラー。アイデンティティ揺らぎテーマのサスペンスとして傑作。脚本 井上梅次+ミステリーアンソロジスト渡辺剣次。日活アクションの定番から逸れたテイスト奏効。ヒロインは月丘で 浅丘は岡田と共に添え役の域。なお上のMovie Walker ↑ 及び一部別ポスターでなぜか澤村國太郎クレジットあるも森川信の誤り。未DVD化。

  

 

『五瓣の椿』(1964松竹 野村芳太郎)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/mystery2018/sakuhin2.html#12

https://movie.walkerplus.com/mv21340/

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 ↑ 岩下志麻。カラー。休憩挟み前後篇の大作。岩下畢生物熱演。観覧後 山本周五郎 同題原作(角川文庫)初読 相当の忠実踏襲と知る。DVD化済み。

  

 

『三十六人の乗客』(1957東宝 杉江敏男)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/mystery2018/sakuhin2.html#18

https://movie.walkerplus.com/mv25012/

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↑ 左から 淡路恵子 扇千景 小泉博。白黒。歴史的大傑作。終始予断許さぬ展開の妙炸裂。観覧後 有馬頼義 原作(光文社文庫同題短篇集所収)初読 意外にも短い話で映画は大枠のみ借用と知る。乗客役 多々良純 千秋実 佐藤允 中谷一郎 矢野宣 森川信 塩沢登代路(のちの塩沢とき)らの他 運転手役 堺左千夫島健一 刑事役 志村喬 佐々木孝丸 天津敏。とくに宮島 味のある巧演。映画は本作のみだが後年3度テレビドラマ化(69露口茂 80あおい輝彦 91渡瀬恒彦)。全て未見もおそらく小説以上にこの映画版のリメーク面強いのではと想像される。未ソフト化。 

 

 

他 『昨日消えた男』(マキノ 正博=雅弘)『天晴れ一番手柄 青春錢形平次』(市川崑)の捕物帳映画2作は共に期待を過度に下廻り残念。前者は戦前作にも拘らずコテコテ2サス調過ぎで犯人最初から丸判り 後者はミステリーと言うよりスラップスティックコメディだがその面が異常なまでに丸滑り。

 

 

 

 

神保町シアター 2~3月 ミステリー映画特集 備忘

湯殿山麓呪い村』(1984角川春樹事務所 池田敏春)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/mystery2_list.html#movie03

https://movie.walkerplus.com/mv17274/

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永島敏行 永島映子 岩崎加根子他。傑作。観覧後 山村正夫 原作(角川文庫)初読 かなりの変奏あるもそれが効果的に作用と知る。とくに原作の「成田」を映画では探偵役も兼ねた「滝」に1人化した点が最特徴で主人公が事件関係者となったことによりお話がより能動的に。土俗ホラー面とミステリーとの融合性も市川崑/金田一物をも凌駕する勢いの高完成度だが 一般的には地味と受けとられることが多いようで惜。DVD化済みだが意外にもTSUTAYAレンタル取扱なし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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