三波春夫 月丘夢路『雲右衛門とその妻』

10/23火 シネマヴェーラ渋谷 大映特集 初訪。

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『雲右衛門とその妻』(1962 安田公義)

https://movie.walkerplus.com/mv20577/

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三波春夫 月丘夢路。白黒。傑作。三波 主演作初見。既見助演作でも明らかだったプロ俳優顔負けの堂に入った演技力本領発揮。当然乍ら劇中の浪曲も全て三波本人の演/声で 数度聴かせる節は最大の注目点。とくに邪魔立てに混乱する舞台を鎮める「南部坂雪の別れ」は名場面。また修業時代と名声確立後とを巧みに唄い分けているようにも(素人耳ゆえ憶測だが)。月丘 三味線は吹替えと思しいが 演技は相変わらずの女優史屈指力。助演では雲右衛門の身辺世話焼き役 寺島雄作 名演。隠し子役で当時7歳の三波実子 三波豊和。時代劇監督 安田公義には珍しい近代舞台作。

なお三波は3年後(65)市川雷蔵 主演『若親分』↓ でも短時ゲストで 桃中軒雲右衛門 役。

http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20100523

 

↓ 三波による長篇歌謡浪曲版(タイトルは「桃中軒雲右衛門とその妻」となる)。

↓ 本物 桃中軒雲右衛門の貴重音源。三波の清涼声に比し 本来の浪花節声のように。

↓ 戦前(36)の成瀬巳喜男 監督作「桃中軒雲右衛門」全篇。月形龍之介 主演。

 

 

 

三波の唯一最大ライバル村田英雄は三波より遥か以上に映画出演多数でしかも当の雲右衛門の孫弟子の由だが 三波のこうした雲右衛門推し活動をどう見ていたか。それは扨て措いても 三波 村田 両雄共に亡きあと このような本格的浪曲師テーマ映像作品は半永久に不可能と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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