東出昌大 初音映莉子 他『豊饒の海』

11/27(火) 『豊饒の海』(脚本 長田育恵 演出 マックス・ウェブスター 企画製作 パルコ)

三島由紀夫の原作大ファンの あんずさんと観劇 於 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA。http://www.parco-play.com/s/program/houjou/

↓ 上左から 東出昌大(松枝清顕) 宮沢氷魚(飯沼勲) 上杉柊平(安永透) 大鶴佐助(本多繁邦1) 下左から 神野三鈴(久松慶子) 初音映莉子(綾倉聡子) 首藤康之(本多2) 笈田ヨシ(本多3)。※宮沢=THE BOOM宮沢和史  大鶴唐十郎  其々の子息。

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あんずさんと違い原作無知者ゆえ 今更乍らこの機に読む。名高い輪廻転生の難解な論述はほとんど珍紛漢紛のままなるも お話の展開をどうにか頭に入れ劇に臨む。全4巻に跨る物語を単一の劇中でやるとすれば 1巻『春の雪』の最重要人物 松枝清顕を演じる 東出昌大 が出番極少になるのではと案じられたが 構成に予想外のある大胆な変奏が加えられ 東出のみならず小説各巻の主要キャラ勢が終始縦横に絡んで登場し続ける特殊な手法が奏効。狂言廻し(≒あるいは実質主人公)となる 本多繁邦 を3人のキャストが年齢別に分演する試みも 巧みな演出によってシュールな効果を生む(3人が同時登場して会話する等)。筋が大幅圧縮されているため 省かれざるを得なかったエピソードや人物も多いが 反面その思い切りのよさが判り易さに貢献。ただ個人的には 衝撃度&重要性高い架空書物『神風連史話』(※内容は史実)は もう少し深く採りあげてほしかった気が。俳優陣 好演揃い とくに最ベテラン 笈田ヨシ 超名演。

因みに 大鶴佐助 のみ 今年観劇経験あり(唐組『吸血姫』)。

 

 

 

 


帰途前 喧噪の居酒屋で感想語り合うも一興。

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チケット手配まで引き受けてくださった あんずさんに感謝感劇!

 

 

 

 

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

 

 

豊饒の海 第二巻 奔馬 (ほんば) (新潮文庫)

豊饒の海 第二巻 奔馬 (ほんば) (新潮文庫)

 

 

豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

 

  

豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

 

  (原作には電子版なし)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蛇足 転生と言えば ラヴクラフト『狂人狂騒曲』にはその気味が?  旧支配者では 全時空に遍在するヨグ=ソトースや精神交換する大いなる種族 等には輪廻を司る力あり?  また原作版『豊饒の海』で触れられる黒帽子の謎の老人の正体はひょっとしてニャル様?  とすれば三島は〈何か〉に気づいていた可能性が…?…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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