1/7『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』。ドラマ自体はいいとして…
いつも思うが映画・ドラマで初老以上の設定の女性が出てくるといまだに台詞が「あたしゃねえ」とか「~なんだよ」とか「~なのかい」とかいった昔話の魔法使いの老婆みたいな言葉遣いになってしまいがちなのはなぜだろうか。小説なら年齢層の雰囲気出すためにやむをえないこともあるだろうが(それでも気にはなる)、顔見りゃわかる映像では却って不自然だろう、今どき(というより実は大昔からそうなはずだが)そんな言葉使う老婦人は全国どこに行っても多分1人もいないと断言できるほどだから。まして60代程度の人がそんなこと… 男性の「わし」「~じゃ」(あと社長や部長といえば必ず髭生やしてるとか)は大分少なくなったが女性は相変わらずだ。勿論作品の方向性もあるから(例えば『TRICK』みたいな荒唐無稽作の老霊能力者とかならわざと大袈裟な言葉遣いさせるほうがベクトルに合うかも)一概にはいえないし、そもそもが些細なことといわれればそれまでだが…
今回は冒頭の大森暁美がその手の台詞で、『間違いだらけの夫選び』(85)以来好きな女優さんだが、短いシーンながらなんかやりにくそうに見えたので、この機にと敢えてくどく書いてみたというお粗末。
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