映画版『事件記者』その2
2/7於ラピュタ阿佐ヶ谷〈『事件記者』BUNYA-SPIRITS〉その2。
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/jikenkisha/
(※その1→
http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2014/01/31/000000_1)
「時限爆弾」【新年早々、東京都民の度肝を抜いた謎の貨物船爆沈事件。爆破予告メモの入ったシガレットケース、黒い眼帯の男──。捜査当局は各新聞社に犯人おびき寄せの協力を求め、一方、東京日報の記者たちは保険金詐欺の線をあたる。 】
「狙われた十代」【深夜の公道で命がけのオートレースを繰り広げるハイティーン。ある晩の事故を機に、彼らは更なる悪事に手を染めていく。人気シリーズ第八作は「カミナリ族」をフィーチャー。ハリキリ屋のスガちゃん・沢本忠雄が若さをいかした潜入取材で事件を解決。 】
今回も相沢キャップ(永井智雄)の立て板に水に先ずは聴き惚れ。「そのこと」「弱いねー」「散歩しましょ(=聞込取材頼むの意)」。やはり彼ら「東京日報」面々の冴えたリアリティが常に主軸だが、中で唯一八田老人(大森義夫)だけが「わし」「じゃよ」科白でリアル路線に水を差してる感は否めない、だがそこがいいということではあるだろうが。他では「中央日日」浦瀬キャップ(高城淳一)のガンさん(山田吾一)への名物怒鳴り「バッキャロー!」も健在。あと前回てっきり高原駿雄テレビ版からのメンバーと思っていたが映画版のみの投入らしい。この人も沢本忠雄以上の自然な溶け込み。ゲストでは「狙われた十代」のヤクザ役草薙幸二郎が目を惹いた。2話ともテレビでは難しい派手な演出(船の大爆破やカミナリ族とのバイクチェイスなど)を入れているのも見どころ。やはり面白い『事件記者』!
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