『悪魔のようなあいつ』最終回
ソチ五輪も終わったしってことで
旧ブロクから散々書いてきた『悪魔のようなあいつ』
http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20121216
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http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20130128
http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2013/04/29/000000
欠けてて見れずにいた最終回、見なくてもいいというかむしろ見ないようにしようと思ってたがたまたまついでがあったのでレンタルしてついに見ちまった。
いやー凄いな。何が凄いってここまでの大アクションを全てスタジオドラマでやってること! これ見よがしに! これでもかとばかりに! いやーやはりオイラの予知能力どおり?久世光彦はテレビの申し子でありその意味でやはり間違いなく堤幸彦の遥かな祖だった! しかもそれは付録の長谷川和彦ロングインタビューで裏付けられた。
元来映画屋だった長谷川は久世のあまりのテレビ屋ぶりにとまどいつつも(と言いながら実は相当リスペクトしてるのが感じられるが)無理難題に応じていくが(荒木一郎一家の〈御茶の間〉設定がその最たるものであの卓袱台銃撃戦もその産物なわけだが)、「最終回ぐらいはロケでやるだろう」と思ってたらそれすら頑としてスタジオ撮りだったという驚きと呆れ。「見切れのないところでなんかドラマ撮れるか」と言ったという久世エピソードほどの快哉もない。そうなんだ、オイラが旧ブログで ↑ 「何が凄いってとにかく全てが「徹底的にテレビドラマ」であるってところ」と書いたのは我ながらまさに至言だったと今にして思う。…なんてクサい自慢はともかくそんな貴重な証言を語る長谷川の話っぷりが面白いんだなこれがまた実に。写真見ると妙にカッコつけてるだけのオッサンみたいに見えるが動く絵で見ると実はユーモアのセンスが凄くある人で参った。普通なら話なげーよってなるほど実際長い語りなんだが飽きずにのめり込んで聴ける流石さ。とにかく凄いドラマだ。この長谷川氏もその凄さの一翼を確実に担ってる。
でDVDつながりってわけでもないがたまたま行った神保町三省堂書店8階古書市で見つけた『ウルトラQ』7巻揃い、7000円で出てたので買ったよついに。
1巻だけだったか1、2年前レンタルでン十年ぶりに見てるが、まー自分で持ってるのも悪かないだろ「買え」とばかりに目の前にあったしってことで。最近はカラーのも出てるようだがウルQはやっぱ白黒っしょ色付きなんて見る気せえへん。
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