9/4木於神保町シアター『顔役暁に死す』(1961東宝 岡本喜八)
http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/ikeno_list.html#movie01
http://movie.walkerplus.com/mv20023/
『狙撃』から7年遡る加山雄三24歳のアクション映画。が一番の目当ては水野久美。やはり絶世の美女だ、日本映画史上超えるものなしと再確認。出番は多くないがラストでヒロインたるを証明。特撮物以外で見たの初めて。
本格ノワールの一大傑作『狙撃』を観て間もないためやはり比べてしまうとこちらはユーモア含みの肩の凝らない娯楽作の域。父の復讐戦ながら加山が軽いノリなのが却って巧く効いてる。いやこの人はほんとイイ。数多の若大将シリーズと並行していろんな映画に出てるってのも凄い、他にあまり例がないんじゃないか。小林信彦は加山を「ダサい」とか評したそうだがその程度の目しかないやつこそダサいしそんな手合いが60年代の御意見番ヅラしてるのが厭になる。…なんて余計な愚痴は兎も角、アクションというと日活のイメージだが東宝も捨てたもんじゃない。なおポスターに名前なく序列も下位だが田中邦衛が対立ヤクザの一方のボス役でキレのいいところ見せてる。
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