『怪奇文学大山脈〈Ⅲ〉』

荒俣宏編『怪奇文学大山脈〈Ⅲ〉諸雑誌氾濫篇 』12/26予

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010225

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まえがき「雑誌は怪奇文学の源泉だった」荒俣宏

クレーン「枷をはめられて」/ネズビット「闇の力」/バカン「アシュトルトの樹林」/マイリンク「蝋人形小屋」/シュトローブル「舞踏会の夜」/チブルカ「カミーユ・フラマリオンの著名なる『ある彗星の話』の驚くべき後日譚」/オイレンブルク「ラトゥク──あるグロテスク」/ルヴェル「赤い光の中で」/野尻抱影「物音・足音」/ルルー「悪魔を見た男」/ド・ロルド「わたしは告発……されている」/ド・ロルド&ボーシュ「幻覚実験室」/ド・ロルド&モレル「最後の拷問」/モロー「不屈の敵」/ブランド「ジョン・オヴィントンの帰還」*/ホワイトヘッド「唇」*/プライス「悪魔の娘」*/ブラッシンゲーム「責め苦の申し子」*/ベレム「死を売る男」*/ハバード「猫嫌い」/カウンセルマン「七子」/作品解説 荒俣宏

【大衆に向けられた興味本位の刺激的な作品を集めている。一般庶民が楽しみのために読んだ煽情的な娯楽小説を選ぶことに徹底した】まえがきより

 

*を付けたのが担当作。「既に辟易された読者もおいでと思うが」「あと少しお付き合いいただきたい」「パルプの話はもう沢山だと言われそうだが」など編者が読者に気を遣うほど極めつけの低俗作揃い、文学的香気やら歴史的価値などとは無縁なシロモノばかりでまこと分相応(悦んでます)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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