加東大介『大番 完結篇』

12/17水ラピュタ阿佐ヶ谷『大番 完結篇』(1958東宝 千葉泰樹)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/katodaisuke/sakuhin2.html#17

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↑ 左 原節子淡島千景 中央 団令子…のようだが作中でこういう短パン(?)姿はない。右下 青山京子と中田康子と思われるがどちらが上か下かは不明瞭。

順次観てきたシリーズ ↓ の最終章。

http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2014/11/27/035049

http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2014/12/03/205631

http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2014/12/11/000000

お馴染みの顔&懐かしい顔が揃う中で故郷とその人々(三木のり平 多々良純ら)だけ出てこないのがやや残念だったり、終戦とその直後の最混乱期が飛ばされてるのが若干拍子抜けだったりもするが、そんなことを差し引いても、仲代達矢演じる新どんが通例なら死亡フラグ?となる出征を経たのちも無事復員し再び丑之助(加東大介)の右腕になってたのが何より嬉しい。淡島千景 原節子は勿論だがやはり仲代抜きに大番は語れない盤石の二人三脚ぶり。この完結篇でようやく大々成功を収める丑之助だがそれもラストに待つ悲劇の序章だった…というこのシリーズの負のパターンを最後まで貫いてたのはむしろ清々しい。それも主人公≒加東のどこまでも愛すべきキャラクターあればこそで、そこを魅せきった素晴らしい4部作だ。

 

因みにテレビでの加東で印象にあるのは大河『源義経』の金売吉次と『勝海舟』の新門辰五郎でどちらも意気に感じて主人公を助ける名補佐の役どころだが、映画の世界ではこうして大役の主演を張る大俳優だったというのは未知なので驚き。出演作は数えきれないほどあるようだが64歳で物故とは若過ぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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