『怪奇文学大山脈Ⅲ』が大Amazonで1位になってる!?
たしかに…
1位 ─ 本 > 文学・評論 > 全集・選書 > その他の外国文学
…となってて(12/26am11:30時点)上のほうに〈ベストセラー〉と旗がついてるが… 〈その他の〉なんて狭い範囲では突発的にそういうときもあるってだけのことか。
【「おそらく本書は、私が西欧の怪奇小説について真摯に語る最後の機会となると思われる」 と荒俣氏は述べているが、その最後の情熱を傾けた 「まえがき」 「作品解説」 あわせて150頁は圧巻の一語。そして我々は忘れられた書物や雑誌の頁のなかに怪しい輝きを放つ宝石が数多く眠っていることを、またしても教えられることになる。それを掘り起こすのは次の世代に残された仕事だ。】
…と藤原義也氏が12/25日記(※既に消去)に書いていたように、この大先達の〈最後〉という言葉をこそ重く受け止めるべきであり、その境に至ってもなお最深部に埋もれた作品のみを敢えて掘り出す気概にこそ驚くべきであるのに、この圧巻の檄文解説を前にしてさえくだらないあげ足とりをして悦に入る向きがあるのは首を捻るしかない。
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