大川橋蔵『新吾二十番勝負 完結篇』『新吾番外勝負』

1/30金 神保町シアター『新吾二十番勝負 完結篇』(1963東映 松田定次)

同日同所『新吾番外勝負』(1964東映 松田定次)

http://movie.walkerplus.com/mv20941/

http://movie.walkerplus.com/mv21208/

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再上京当日がお正月剣劇映画(大川橋蔵 東千代之介)特集最終日なので大川の当たり役の1つ『新吾二十番勝負』シリーズを一挙に観てやれと(先立つ『十番』シリーズも全く観てないのに)暴挙を目論んだバチがあたったのか映写機故障で正続篇とも立て続けに観れずorz完結篇&番外篇のみいきなり観るというさらなる暴挙になってしまい。

が両作とも非常に面白くしかも映画として傑作だったので満足(あとはシリーズ他作を観る機会を得たとき「大」満足となる)。とくに『番外』のほうは同じ監督でしかも僅か1年後の作にも拘らず格段の趣向変えが見られて驚かされた。その最要因は内田良平 高千穂ひづる の両名優が紋切りキャラクター(勿論それはそれで純娯楽には必要不可欠な要素だが)を脱した正邪善悪を超える複雑な境地を見事に魅せてること。とくに内田は無骨な悪役俳優のイメージしか持ってなかったので見方を改めさせられた。

 

蛇足だがこの『番外勝負』のAmazonレビューの低劣さには辟易する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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