宍戸錠『地獄の祭典』

3/12木 ラピュタ阿佐ヶ谷『地獄の祭典』(1963日活 牛原陽一)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/sasamorireiko/

(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv21076/

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宍戸錠(30) 笹森礼子(23) 小高雄二(小高恵美 叔父)。驚きの傑作。既見日活アクションで個人的に一番。シリアスでなくコミカル系だがそのノリが3転4転する謎解き展開にどんぴしゃ嵌まり、誰が味方で誰が敵かの妙に戯画的な面白いサスペンスを生んでいる。しかもそれが主演宍戸のみならず悪役の小高 田中明浜田寅彦 郷鍈治(26) 田中邦衛(31)らの見せ場込みの熱演で増幅。且つ何と言っても宍戸の抜群の巧さが最高に活かされて瞠目。このポスターの紫シャツ黄色ネクタイ姿は本篇にはなく前半での髭もじゃ顔真っ黒の荒くれ猟師姿が爆笑物。笹森は序列上相手役だが出番が大幅短くむしろ妖艶なダンサー役 白木マリ(=万理 26)が実質ヒロインか。

 

 

森礼子特集はもう1作『生きている狼』(64小林旭)が残っているが残念ながら帰省のためここまで。明るく楽しい日活に本当に合った女優とあらためて認識。また今回は上映されていないが個人的には同劇場で以前観た『七人の刑事 終着駅の女』(65)↓ での通例路線とは違う暗い役柄での名演も印象深い。

 http://domperimottekoi.hatenablog.com/entry/2014/02/28/000000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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