『匣の中の失楽』双葉文庫版

Amazonマーケットプレイス経由注文の竹本健治匣の中の失楽双葉文庫版届き。

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約3000円。古書店廻っても容易には見つからないと知り検索したら大体どこでもこのぐらいが相場と(勿論吹っかけてる店もあるが)。にしても噂にのみ聞いてたこの版を今頃ようやく入手とは我乍ら遅きに失し。何しろ巻末の関連文献群が凄い。作者と綾辻行人の対談(司会千街晶之)、作品論集(友成純一 新保博久 寺田裕 松山俊太郎 笠井潔 村田基 川村湊 巽昌章 野崎六助 村上貴史 横井司)、プラス最巻末に作者による創作ノートの実物写真初公開! 当初の目当ては松山俊太郎による講談社文庫版の解説だった(同文庫版は実家にはあるはず)がこれだけの貴重な付録がまとめて付いている以上この双葉版はやはり必携物。なぜ松山解説が欲しかったかというと5月に文フリで入手した『CRITICA4号 特集「幻影城」の時代』所収の蔓葉信博による長文の『匣…』論を読むにはまずその松山文を見ておく必要があるはずと思ったから。総じて750ページ超のこの双葉版、カバー裏に「永久保存版」とあるのもむべなる哉だがそんな本が現在入手難なのも勿体ない状況。

兎に角これで『CRITICA』に挑まんとす。 

CRITICA 第4号 特集◆「幻影城」の時代

CRITICA 第4号 特集◆「幻影城」の時代

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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