11/13金 ラピュタ阿佐ヶ谷『女必殺拳 危機一発』(1974東映 山口和彦)
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/yamaguchikazuhiko/#03
(※ネタバレ注意→) http://movie.walkerplus.com/mv18104/
『女必殺拳』シリーズ初見。人気作故当然DVD化されているがスクリーンで観て正解 志穂美悦子(19)の驚愕身体能力の凄さは大画面の迫力でこそ。が映画総体としても高度で山口和彦鬼才躍如。兎に角99%以上擬斗かと思うほど一瞬も目を離せない見せ場の連続でこれほど尺に無駄のない映画も珍しい。のみならずカメラワークの巧みさも効果抜群。粗い作りのように思われている節があるが然に非ず実は終始繊細さが際立つ。が最重要はやはり俳優陣の大奮闘 とくに敵役衆のアクション&キャラ造形が圧倒的! 最難敵 石橋雅史と志穂美の木場での対決は名シーンの観すら。大ボス室田日出男率いる原田力 司欣也 金田治 安岡力也 苅谷俊介らのコテコテ悪役ぶりの他 美貌のゲイ秘書 マダム・ジョイ 怪し過ぎアル中医師 山本昌平も見もの。石橋の弟役 斎藤一之はJAC 琳大興(りんたいこう=林大興)は台湾武術家の由。女優では志穂美姉役 光川環世 体張る大熱演。因みに琳のみならず光川と山本も台湾出身 武術の縁あり? また謎の男 倉田保昭 客演 海外で鳴らした技の片鱗&肉体美魅せる。倉田は翌年始まる『Gメン'75』視ており志穂美もドラマで視たが両者ともアクションだけでなく普通の演技も達者なのが共通。なお上のポスター ↑ では志穂美 脚線美披露しているが本篇では露出一切なし。
予告篇
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