小沢昭一『大出世物語』

6/27月 ラピュタ阿佐ヶ谷『大出世物語』(1961日活 阿部豊)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/idetoshiro/sakuhin1.html#09

http://movie.walkerplus.com/mv19987/

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↑ 上 吉永小百合(16) 浜田光曠(18) 下 左から吉永 小沢昭一(32) 渡辺美佐子(29) 浜田。本篇白黒。このポスターだけ見ると浜田 吉永主演で右の惹句にある「オンボロ屑屋」も浜田が演じるのかと思ってしまいそうだが然に非ず 若手2人はあくまで脇役で(とくに浜田出番短し)主演 小沢 ヒロイン格 渡辺。解説によれば小沢起用の短篇併映用作の1つとのことだが意外や高濃度の秀作。何と言っても井手俊郎(変名 三木克巳の由来がミッキー・カーチスなのが可笑しい)の台詞&構成が卓抜。「大出世」の意味は後半途中で何となく察しつくが(『大番』や『図々しい奴』や無責任男シリーズの「出世」とは些か異なる) 結末が読めても尚且つ面白く目を離させない。小沢 実年齢ではありえない吉永の父役をメークや猫背や朴訥な喋りで巧演し大仰に走らない抑えたコメディアン像を創出。これほど地味な喜劇主役が他に例あるだろうか 森繁久彌フランキー堺では決してこうはならないはずだし庶民派と見られる伴淳三郎でもここまではなりきれまい。社長役 浜村純 中間管理職 高原駿雄も効果的。小沢の同系他作観てみたい。  

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