中田康子 長谷川一夫『四谷怪談』(※一部ネタバレ注意)

 12/4月 神保町シアター『四谷怪談』(1959大映 三隅研次)

http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/daieijoyu2_list.html#movie05

(※結末あり注意 但し誤謬著し) https://movie.walkerplus.com/mv26133/

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長谷川一夫(伊右衛門) 中田康子(岩)。↓ 中央 長谷川 右上&左下 中田。 

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 ↓ 長谷川 浦路洋子(梅)。

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↓ 村田知栄子(槙) 高松英郎(直助)。村田 見明凡太郎夫人!

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カラー。傑作。同年の新東宝東海道四谷怪談』(中川信夫)に比せば鋭利さ進取性等諸面で譲らざるを得ないが 独自の美観と完成度は貴重。個人的には兎に角中田に最注目。平素時から眉を剃りお歯黒設定で 寧ろ毒変後より不気味にさえ見えるが 漂う独特の妖美は類例なし。長谷川 善悪の狭間に揺れる虚無性を抑えた名演で表現。脇では高松の極悪ぶりと鶴見丈二(小平)の美男ぶりが目を惹く他 長谷川の長子 林成年(与茂七) 近藤美恵子(袖) 東良之助(宅悦)らも適演。

なお中田で特筆点は東宝からの客演クレジットがあることで 察するに前年(58)大映社長 永田雅一と公私での関係を結んだ後の初抜擢が本作と思われ 以後大映に本格移籍し活躍することに。また翌60年に『怪談累が淵』(未見)の豊志賀 61年には『怪談蚊喰鳥』の菊次と 類似の役柄が続くのも当然本作の余波と。既見作中お岩女優随一と確認。

 

ところで四谷怪談物としてのお話の面では(以下要所抵触注意)…

 

 

 

…何よりも終局の伊右衛門自身が岩の仇を討つと言う意外な展開が最瞠目。脚本(八尋不二)の意図は未詳だが 伊藤家中との剣戟で長谷川の流石の殺陣を見られる余禄も。

 

DVD化済み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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