岩下志麻 中山仁『宴』

12/6水 ラピュタ阿佐ヶ谷『宴』(1967松竹 五所平之助)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/shochiku-bungei/sakuhin3.html#30

(結末誤りあり→) https://movie.walkerplus.com/mv21897/

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岩下志麻 中山仁  ↓ VHS。

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カラー。大傑作。五所平之助の類型に陥らず&無駄一切なく&機微細やか&大胆でもある演出 秀抜の極み(やはり『愛情の系譜』 (61)の不出来は脚本悪過ぎゆえの例外としか)。主演 岩下 抑えと昂まりのメリハリ佳い名演がある種狂言廻し的ポジションに嵌まる。相手役抜擢の中山も清冽且つ巧みで新鋭らしからぬ高域。脇では岩下夫役 川辺久造 疎まれ乍ら自己を透徹させる難役を見事に果たす最好演。岩下兄役 高橋昌也も良演。 蹶起将校役(ほとんどが実在人物)田村高廣 岡田英二 菅原文太 江守徹ら出番短くも強印象。1~2シーンのみだが社会主義活動家役 加藤嘉も存在感(一方 北一輝 西田周らは登場せず)。川辺の書生役 藤岡弘(現 藤岡弘、)ほぼ台詞なし。川辺の能師匠役 観世栄夫 能指導クレジットも。歌舞伎座観劇シーンでは實川延若(?)客演。なお上の ↑ Movie walkerで真崎大将役 志村喬とあるのは柳永二郎の誤り(中山母役 藤間紫も誤りだが女優名不明)。また中山演じる「館隆一郎」は史実の二・二六事件にはおらず架空人物の模様。

 

利根川裕の同題原作(現在古書のみ)未読。実質デビュー作らしく当初「糸魚川裕」名義だったと言うのは当然糸魚川出身ゆえの筈で(但し生地は千葉の由) 映画中でも館隆一郎の出身地が「北陸のイトカワ?(漢字不明)」とされ 母役 東恵美子を配して同地も描かれるが 実際に糸魚川でのロケかは未詳。

 

↓ 中山自ら唄う主題歌(作詞 利根川)ジャケ写。挿入歌は実は歌と言うより詩吟風。

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なお中山 同年(67)出演別作『花の宴』(滝廉太郎役)での相手役は岩下でなく香山美子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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