嵯峨三智子『お夏捕物帖 通り魔』『湖愁』

12/18火 シネマヴェーラ渋谷 嵯峨三智子 特集 再訪

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『お夏捕物帖 通り魔』(1960松竹 萩原遼)

(ネタバレ注意) https://movie.walkerplus.com/mv22975/

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↑ 中央 嵯峨 右下 田村高廣 左上 北上弥太朗(弥太郎) 右上 花菱アチャコ。カラー。傑作。ミステリーとしての鮮やか捻り+ラスト長尺大捕物&剣戟の徹底娯楽作。嵯峨の美貌と切れ味ここでも魅事(但し上のポスター ↑ 級の肌脱ぎは本篇にはなし)。相手役は田村だが ゲストの浪人役 北上(のちの八代目 嵐吉三郎)も劣らぬ美男ぶり&殺陣披露。脇の最注目は鍵となる水芸人役 山田五十鈴で 個人的には嵯峨との母娘共演初見。が直接的な絡みは極少(おそらく故意)。隠棲の姫役 宇治みさ子は新東宝東映の時代劇スターだった由だが 本作はフリー転身後と思われ。嵯峨父役 花菱 クレジット名には姓なく「アチャコ」とのみ。他 河津清三郎 安井昌二も持ち味。ライバル目明しの下っ引き役に田端義夫の名が見えるが観覧時認識せず(歌手としては既に大成し乍ら映画では多数端役出演ある模様)。

2作のみのシリーズで 前作『お夏捕物帖 月夜に消えた女』(59)も観たし。

 

 

 

 併映『湖愁』(1962松竹 田畠恒男)

https://movie.walkerplus.com/mv20483/

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↑ 上 嵯峨三智子 田村高廣川津祐介 鰐淵晴子。↓ 川津 鰐淵フィーチャー版2種。

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歌謡物としては少々お話盛り過ぎの感あるも川内康範の作劇 定番(出征悲恋→瞼の母)乍ら流石巧み。要所に挟まれる歌をストーリーが邪魔しているとまでは言えず可の域。戦中戦後2段展開で 健気な女旅芸人から悪名高い高利貸への唐突過ぎとも見える(プリント劣化の因もあり)嵯峨の変身ぶり注目。田村は前半のみで見せ場少なく 寧ろ後半 鰐淵相手役となる川津が職分と恋情に揺れる記者役爽演し出色。嵯峨を慕いつつ支える旅芸人役 信欣三と 鰐淵育ての親となる浦辺粂子(老下女役名優として各社客演掛け持ち)も佳い味。

 

松島アキラの同題主題歌 中盤の船上流し?役での本人歌唱(弾き語り設定)含め3度流れ。子供の頃テレビで度々視/聴。デビュー曲にして最大ヒット。

作詞は川内康範ではなく宮川哲夫。作曲は松島の師 渡久地政信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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