山本富士子 他『女経』 『女妖』

2/3土 新文芸坐大映女優祭 百花繚乱】初訪。

http://www.shin-bungeiza.com/pdf/20180128.pdf

『女経(じょきょう)』(1960) 個別監督による3話オムニバス。

https://movie.walkerplus.com/mv22696/

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↑ 左上 京マチ子 右上 若尾文子 右下 船越英二 山本富士子。カラー。カネのために男を手玉にとる がめつい美女3様を描く。

「耳を噛みたがる女」(吉村公三郎) 若尾文子川口浩。若尾 色香発散するも お話はテーマ収斂やや物足りず。川口友人役 田宮二郎 本筋に絡まず惜。他 左幸子も。

「物を高く売りつける女」(市川崑) 山本富士子船越英二。山本 既成イメージ裏切る怪演 キネ旬女優賞の由で 作品としても素人目にも3篇中抜きん出感。脇では菅原謙二 トボけた演技意外。他 野添ひとみ

「恋を忘れていた女」(増村保造) 京マチ子。亡夫遺産で成功したやり手女将嵌まり役。叶順子 根上淳 中村雁治郎らも適役。川崎敬三 出番&台詞少なく惜。

総じては大映美女優陣競艶お祭り映画の観。クレジット(ラストなのが珍し)背景 柳原良平が似合い。村松梢風 同題原作(未読) 現在古書のみ。タイトル 女経 意味未詳だが 中国文化精通の原作者のみ知る古語か。まさか「女」の「経済」…ではないと思うが…?

 

 

併映『女妖(じょよう)』(1960 三隅研次)

https://movie.walkerplus.com/mv22936/ (※筋に誤りあり)

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↑ 左上 山本富士子 左下 野添ひとみ 右上 叶順子 (以上登場順) 右下 船越英二。カラー。こちらも3女優によるオムニバス感あるも相手役は全て船越英二(主人公)で『女経』とどちらが先かは不明乍ら 作家vs謎の美女と言う設定からして「物を高く売りつける女」の延長を思わせるようにも。ただ船越の役名がエピソードによって 尾形十九(おがたとく)から 屋形東作(やかたとうさく)へと変わる点が理解至らず戸惑う。また上の ↑ Movie Walkerでは3話其々に「白と紫の女」「黄と黒の女」「ライトブルーの女」とタイトルがあるが映画本篇にはなかったような。以上諸点 原作とも関連あるのかも(尾形十九はおそらく原作者名 西條八十のもじり?)。それは兎も角 こちらも総じて大映3美女ファムファタル祭りの趣きで 『女経』での「カネ」から「嘘」へとキーワードが変わる。ほぼ4人芝居の様相で重要脇役少ない中 終盤のみ乍ら 船越の友人兼編集長役で永井智雄が安定感見せる。

西條八十の原作『女妖記』(未読)は近年中公文庫で復刊されたが現在は古書のみ。

 

村松 西條 共に国内外での華麗恋愛遍歴が原作に反映されている由 映画機に食指も。

なお村松は映画翌年(61) 西條は10年後(70)没。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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