大村崑/和田弘とマヒナスターズ『番頭はんと丁稚どん』

2/2金 ラピュタ阿佐ヶ谷『番頭はんと丁稚どん』(1960松竹 酒井欣也)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/its_show_time/sakuhin3.html#21

https://movie.walkerplus.com/mv22878/

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↑ 左から 若水ヤエ子 芦屋小雁 芦屋雁平 大村崑 芦屋雁之助 菅佐原英一。白黒。同シリーズ&大村主演映画初見。浪花言葉の軟らかさ親しみ易さが活かされ 且つ過度のドタバタに走らないお茶の間的楽しさに溢れたコメディ。主役 大村 オツム弱い設定乍ら過剰な「莫迦さ売り」をしない愛されキャラぶり秀逸。よく見れば?実はシュッとした二枚目で(その辺後年の明石家さんまに通じそう)テレビと相性よく爆発的人気得たのも頷ける。雁之助 可笑し味含む敵役巧み。浪花千栄子 森川信ら助演陣はテレビドラマ版レギュラーとは諸事情により大きく異なるようだが 脇の固めとしては最適役。ヒロイン的ポジションの九條映子はのちの九條今日子 個性的存在感で溌剌演。3年後(63)寺山修司と結婚 近年まで寺山関連で活躍続けるも2014年物故の由。九條の姉役 松山容子(映画初見)とその夫役 田端義夫が短い出番乍ら個人的に目を惹く。松山を認識したのはドラマ『旅がらすくれないお仙』(68)と思うが 遥か先立つ本作でも既に美貌燦然。他 堺駿二 桂小金治ら ちょい役ゲスト。終盤 唐突に別府に舞台移し その地で何とドラマ版『番頭はんと丁稚どん』の公開収録現場(現実ではなく設定上の)に大村が乱入するメタ展開?要注目。舞台上でもう1人の崑松(大村役名)と出会うシーン 合成&別人併用か?  なお同場面に作者 花登筺が演出家役で出ていたらしいが気づけず。因みに現実のドラマ公開収録は主に大阪だった模様(地方公演も実際やっていたのかもしれないが)。

 

前年(59)開始のドラマ版は子供の頃まだ家にテレビがないにも拘らず大人たちの間で噂になっているのを聞き齧り「ばんとう」「でっち」(漢字も意味も知らず)等の言葉をうろ憶えしたように。面白い番組があるときはみんなで(親や友達と)中学校まで視に行った頃で このドラマもその機に視たかは定かでないが 僅か乍らたしかに視た後続の『お笑い珍勇伝 頓馬天狗』(のちの『崑ちゃんのとんま天狗』)で大村を印象付けられたと朧に記憶。『番頭はん…』はドラマ版でも丁稚3人vs小番頭(雁之助)の構図が軸で 丁稚衆は大村主演の映画版と異なり茶川一郎が中心だったが 花登の劇団 笑いの王国(=本作制作クレジットあり)に加わらなかったため降板の由。

 

動画検索で超貴重なドラマ版映像が ↓! 大村崑 許諾済みとのこと(冒頭クレジット)。

「番頭はんと丁稚どん」1959〜1961年 - YouTube

これを視るとたしかに丁稚のセンターは茶川で 小雁と大村の2人がサイドの感。

 

 

ところで本作の個人的最注目点は和田弘とマヒナスターズがゲスト出演していることで 同グループを映画で観るのは初。デビュー(58)3年目で 所謂オリジナルメンバー(=和田弘 松平直樹 日高利明 佐々木敢一 山田競生 三原さと志)初期の頃。ドラマ版『番頭はん…』の主題歌(同タイトル)をマヒナが唄っている縁での出演で この映画でも同曲と「丁稚ブルース」(B面)を其々短く唄う。また大村ら丁稚トリオによるマヒナ前年(59)大ヒット曲「好きだった」の替え歌が名物だったようで 上の ↑ 映像冒頭でも視られるが 映画でも同替え歌を丁稚衆がマヒナの前で唄う貴重シーンあり。マヒナは舞台となる薬問屋の隣店の丁稚設定で 大村らのような和装でなくスマートな揃いの作業着姿でスクーターを磨いたりし乍ら唄うのが可笑しい。但し楽器演奏&台詞はなし。

このマヒナ盤「番頭はんと丁稚どん」「丁稚ブルース」収録の企画アルバムが近年発売されているのを発見! 『マヒナと魅惑(ムード)の宵』2枚組 ↓ がそれで マヒナ大ファンを公言する(一時メンバーでもあった!)物真似タレント タブレット純 による選曲。 

マヒナと魅惑(ムード)の宵 ?Selection? Vol.1

マヒナと魅惑(ムード)の宵 ?Selection? Vol.1

 
マヒナと魅惑(ムード)の宵 ?Selection? Vol.2

マヒナと魅惑(ムード)の宵 ?Selection? Vol.2

 

他にも貴重曲多く 当然のごとく注文(個別配信もあり)。↓ こちらオリジナルジャケ写。

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当時のマヒナはデビュー間もないにも拘らず早くも第1次絶頂期を迎え 前年(59) 松尾和子を迎えての「グッド・ナイト」(=松尾デビュー曲)「誰よりも君を愛す」が大ヒットし後者で翌60年12月に第2回レコ大受賞。この映画は同年5月なのでその直前期となる。

 

↓ マヒナ オリメンが35周年で揃った超貴重ライブ(89?)。「好きだった」2曲目。

 

 

 

オマケ 検索ついでに拾った 本作出演3スターの大塚製薬ホーロー看板。↓

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奇しくもつい先日 松山容子ボンカレー50周年で公に姿を。↓

現80歳 気品と元気さ喜ばしく。

 

因みに大塚製薬と『番頭…』提供の七ふく製薬(2015年製薬業撤退)は無関係の模様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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