井上梅次+田宮二郎『復讐の牙』『黒い誘惑』

10/12金 シネマヴェーラ渋谷 大映レア物特集 初訪

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井上梅次田宮二郎のミステリーサスペンス2本。

『復讐の牙』(1965)

(結末あり注意) https://movie.walkerplus.com/mv21480/

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↑ 上 田宮二郎 小山明子 下 滝瑛子。カラー。死んだことにされた主人公の設定はいいが(それ自体ありがちでもあるが) 中盤で真犯人予見可となり(それもわざとの可能性高いが) 以降はコテコテ過度展開で終始──無論そこを楽しむ作ではあれ。田宮 いつも乍らの切れ味だが 最見どころは小山の圧倒的美貌で 薄幸設定がそれに拍車。既に大島渚と結婚5年目で 前々年長男出産。滝は活躍少。脇の男優で注目は 田宮弟分役 丸井太郎。これほど出ずっぱりの活躍は初見。私生活では2年後(67)不幸にも自殺。田宮とは格差つき乍らも大映では同期(田宮も13年後自死)。なおこのポスター ↑ 始め劇場サイトでの紹介でも安部徹の名があるが誤り。Movie Walkerでの赤沢弁護士配役名を未確認のまま流用と思しく(俳優未詳=大映悪役常連も名前失念)。

 

 

『黒い誘惑』(1965)

(結末あり注意) https://movie.walkerplus.com/mv21573/

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田宮二郎 中原早苗 江波杏子? 白黒。『復讐…』と同年乍らこちらは傑作。脚本も同じ田口耕三+井上梅次。ヒロインは中原か江波か見方により分かれそうだが 実質はやはり恋人役 中原か。得意?の肌露出&濡れ場あり。前年(64)日活からフリーとなり 本作が大映初出演。同年(65) 深作欣二と結婚。江波も田宮との妖艶シーンあり(肌見せはなし)。長い脇役期最終盤で 翌年(66) 女賭博師シリーズでようやくブレーク。他に女優陣では 長谷川待子も熱演 江波との修羅場 必見物迫力。男優陣で注目は 後年テレビで名悪役となる北原義郎の鋭利な警部役と 平素小悪党役の多い杉田康の辣腕悪徳弁護士役。共に台詞多く名演&洒脱さ発揮。お話は犠牲者多数の旅客機爆破事件で 罪業の深さ些か過度感否めず。なおタイトルに「黒」付くも前年までの黒シリーズ(『黒の…』)とは別。

 

共に未ソフト化。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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