3/30(土)『たちあがる女』(アイスランド 2018) 於 UPLINK吉祥寺(初訪)
http://www.transformer.co.jp/m/tachiagaru/
様々な意味で驚きの傑作。単身で巨大な力に挑む女性の姿を描くある種の社会派作であると同時に種々の趣向に富む進取作。まず兎に角 主演ハルドラ・ゲイズハルズドッティル(憶えられない)の出ずっ張り七転八倒大熱演が最瞠目(その意味では 『シャープ・オブジェクト』と同傾向作続けて観たことに)。ジョディ・フォスターがリメイク権獲得とのことだが たしかにこの女優の強烈な主張力と通じるところありそう。全篇機知と抑えたユーモアが鏤められ 個人的にはヒロインがネルソン・マンデラ(※上の画像 ↑ 背後 右肖像写真)の仮面を被る某シーンに好笑。実験性の最注目は音楽で 演奏者(バンド&コーラス)が劇中に登場し準出演者?になっている点。酒場等の場面でスポット的にやる映画は多々観たが(とくに60年代邦画)この常時出るアイデアは初見で目鱗。本作はミステリー映画ではないが 終盤秀逸なツイストがあり 伏線も利いて膝打ち頻り(観覧前深く検索せずが吉)。カンヌ始め多映画祭で受賞。監督ベネディクト・エルリングソン。女性社会進出世界一の国アイスランドらしい快篇。
※教えてくださった稲羽白菟さんによる本作感想はこちら ↓ 。
#たちあがる女 の感想をアップしました。
— 稲羽白菟〈イナバ ハクト〉 (@masaya_kawakami) 2019年3月20日
"さぁ、追い詰められた主人公の運命、孤児の少女の人生、そして、地球の未来はいかに……
是非劇場でご確認下さい。
これは間違いなく今年必見の映画です"https://t.co/jp9FyssAk2
稲羽さんありがとうございました!
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