4/6(土)〈哲学者の薔薇園〉由良瓏砂さん主催の伊豆遠足に参加。初対面 水鏡さんの車に柴田さんとともに分乗し出発(水鏡さん青色ロリータファッション姿で首都高&東名ぶっ飛ばすカッコよさに吃驚!)。が道中2、3度 週末渋滞に阻まれ 午後漸く小松晋一朗さん車分乗組(由良さん 神崎悠雅さん Zephyrosさん)&電車組(豚蛇さん しゅたいなーさん)&現地在住アマンダさんらと合流。総勢9人で豪華伊豆海鮮の晩め昼食ののち〈ねこの博物館〉&〈怪しい少年少女博物館〉は割愛してただちに本命〈まぼろし博覧会〉へ。すると豈図らんや そこには想像を絶する激烈空間が現前し驚愕!…
↓ 由良瓏砂さん作 球体関節人形も! 左から獣人ヤクシャ 魚人ダゴン 鳥人ケツァール。
予想を遥か上回る物量大攻勢&何でもあり過ぎなごった煮闇鍋&莫迦さ阿呆さエログロ最優先の狂騒的哄笑迷宮…〈大仏と世界古代文明〉〈昭和の時代を通り抜け〉〈衛生博覧会〉〈村崎百郎館〉…等々区画別にコンセプトあるも いずれもあまりに雑然過ぎたり悪趣味過ぎたり数量無闇に多過ぎたりで 沈着冷静な鑑賞?を許さず。がそれこそが狙いと思しく 彷徨するうちに過剰な非日常連打に酩酊必至… 迷路状な上にこれだけ色々あり過ぎては見過ごしあるに相違なしと思い お土産コーナーでガイドブック『アホとボケの楽園(パラダイス)』(データハウス刊)買い帰宅後読んだところ… 想像以上に見逃しポイント多しと判明…〈悪酔い横町〉〈魔界神社〉〈魔物が蠢く怨霊寺〉等は廻り切れていなかったような…いや廻ったが記憶脱落しているのか? いずれにせよ仔細に見物するには到底時間足りず…
そんな中でも個人的最印象は 入館後間もなく拝謁した大仏──ならぬ聖徳太子巨像(写真 ↑ 上から5番目) 兎に角その桁外れの大きさには呆気にとられるばかり。観覧後の館長〈セーラちゃん〉さんの解説によれば 元々は映画のセットとして作られた像を入手し 苦労して運び入れた由で 歳月に伴う損傷も敢えて修復せず それが却って新たな物語を生むとの話には目鱗(平成と共にお札は消えてもこちらの太子は永続?)。他では〈昭和の時代を…〉コレクションも大好きテーマ乍ら 観察点を絞れなかったのが悔やまれ。
帰り際 セーラちゃんが館旗を振って見送ってくれたのには感激。当初は珍妙なコスプレ姿だったが「素顔はイケメン!」と車内で歓声。あとで検索し この人こそデータハウス社長 鵜野義嗣 氏と知り驚き。『悪の手引書』『洋子へ 長門裕之の愛の落書集』『危ない1号』等ベストセラー名編集者としての顔はこのインタビュー ↓ に詳し。
https://toyokeizai.net/articles/-/212596
ともすれば斜に構えがちな俗悪嗜好も ここまで真剣に?やり尽せば最早痛快爽快!
車中観桜しつつ伊豆高原くだったあと 再び一席で歓談し 帰都は深夜近くに。運転の小松さん水鏡さんアマンダさんお疲れ様 由良さん始め皆様ありがとうございました 伊豆遠足楽し! まぼ博 再訪あれかし!…?
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